人や他の動物、今後暮らす環境などに積極的に社会化させましょう
猫ちゃんの社会化期が非常に早く、2or3~7or9週齢とされています。この間に頻繁に接触した動物や物とは密接な関係を築けます。逆に社会化期を過ぎるまで人と殆ど接触がなければ、その後に人に慣れるのは非常に難しくなります
生後10〜12週齢くらいまでは、母ネコと一緒に過ごさせましょう
いくら社会化期が早く終わると言っても、早々に母ネコと離して新しい環境に連れてくるのは良くありません。
早期離乳は将来の問題行動や発達に異常をきたすリスクが大きくなります。
精神的に安定し、社会的に成長できるようにするためには、幼いうちはできるだけ母猫や兄弟猫のもとで過ごさせます。
その中で、子猫と母猫の様子を見ながら、無理のないように、人とも触れ合い、他の動物とあわせたりする事が理想的だと考えられます。
ペットのしつけで共通して言えることですが、恐怖や痛みを与える方法は、ご家族とペットにとって、有害である場合が多く効果も期待できないということです。特にネコちゃんに、罰を与えて怖がらせてしまうと、信頼関係が損なわれて飼い主さんとの関係は一気に悪化してしまう恐れがあります。
猫ちゃんはワンちゃんのしつけよりも、生活環境の改善や家族との関係の見直しが、より大きなウエイトを占める問題も多くあります。
例えば、
「頭数が多いため、個々のテリトリーが確保できない」「相性の悪いネコとも同居しなければならない」「補食活動など猫特有の行動ニーズが満たされていない」などです。
そして、本来ならば正常な行動が問題行動と認識され、不適切な対応によりストレスをためてしまう事も多いようです。
その他、「生まれつきの性格」「社会化不足」「飼い主さんとの密接すぎる関係」などから、社会的ストレスへの反応として問題が起こる問題もあります 。
ねこちゃんとの暮らしでは本能や習性に沿った環境でないと、トラブルを起こしやすいという事を理解しておく必要があります。
うちの環境、大丈夫かな? 最近様子が少し違うかも?などと感じる事があったら、どうぞお早めにご相談下さい。
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担当:酒井聖花
諫早ペットクリニック副医院長
日本獣医動物行動研究会会員