このしつけって、どうなの?
飼い主さんに良くみられる問題のあるしつけ方を集めました
アドバイス
失敗を叱ると、「場所が悪い」のではなく、「排泄自体が悪い」等と勘違いして
とらえてしまうため、家族に隠れて見つかりにくい場所で排泄するようになります。
子いぬはまだオムツのとれていない幼児と同じです。
狭いケージ内から行動範囲を広げるなど環境を変える場合は、そのつど適切に
しつけていかなければ「失敗するのが当たり前」なのです。
アドバイス
この様な対応をすると、結局は犬の相手をしてやっていることになり
●犬を喜ばせる(ご褒美をあげている)
●かえって激しい遊びを誘発する(逆効果)
●人の手を怖がるようになる(新たな問題を起こす)
などといった更に悪い結果を招く可能性があります。
逆に何も対処しない場合は、「人の手は咬んで遊ぶもの」という習慣がつき、
成長するに伴いますます困った問題へと発展する可能性があります。
アドバイス
このような対応をした場合、犬が学習することは・・・
吠えれば
♪出してもらえる
♪誰かきてくれる
♪おいしいものをもらえる
♪相手をしてもらえる
ということです。
すると、暇だったり何か要求があるとすぐに吠えるようになり、
思い通りにならないと、しつこく吠え続けるようになります。
アドバイス
犬にとって散歩は運動のためだけではなく、多くの刺激に暴露され、これから
生きていく上での土台となる貴重な経験を積む非常に大切な学習の場です。
特に社会化期は積極的に多くの経験をさせるべきでしょう。
社会化不足は深刻な問題行動を引き起こす大きな要因になるからです。
但し、ワクチン接種の終わっていない子犬の場合は、病気も心配です。
しかし、貴重な社会化の機会を奪ってしまうことにも大きなリスクがあり、
子犬を安全に社会化させる方法を獣医師とよく相談して行う必要があります。
また、生まれつき非常に臆病な子犬や、社会化期を過ぎてしまった場合は、
より慎重な対応が必要になりますので、早急にご相談下さい。